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Message -パンフレット編-

2018.08.22

以前紹介させてもらった、はなまるクリエーションの舞台公演「Message-去り行くあなたに花束を-」のフライヤー、今回は当日配布されたパンフレットを紹介します。
フライヤーの方が封筒を模したデザインでしたので、パンフレットはもちろん…。はい。そうです。
手紙・招待状をイメージしたものになっております。
どちらかと言うと招待状的なイメージが強いので、紙の厚さは135kgと結構厚めにしました。
(ちなみにこれ以上の厚みになると、折り加工の種類によっては加工ができない、もしくは折り面の合わせが結構ズレてしまうこともあるので、注意が必要です。)

パンフレットのサイズはA3そのままだと、封筒(フライヤー)に収まらないので、少しカッティングしてA3より一回り小さいサイズになっています。そのサイズを4つ折り加工して、スッポリ封筒に収まるサイズ感。
細かい裏話をすると、フライヤーが封筒風じゃないですか?そのフライヤーの両側を更に糊付けして本当の封筒っぽくした時に、その糊付けの範囲も想定したパンフレットのサイズになっておるのです。
 
ちなみに実際劇場で展開してみた際に、A3よりも若干スリムになっているので、思った以上に横幅を取らず両隣の席にもあまり迷惑をかけないようなサイズ感だったように思います。
劇場で広げるにはちょっと邪魔臭いサイズのものもたまにあったりするんですよね…。
 
展開するとこんな感じ。


↓目線の動きを考えて、コンテンツの配置を「Z」な感じに。

キャストの写真は、手紙に挟み込んだ・貼り付けたようなイメージで。
↓裏面は全員集合♥

今回、舞台のテーマが非常に明確だったので、とてもコンセプチャルなクリエイティブが作れたように思います。
何よりも嬉しかったのは、まず初めにフライヤーやパンフレットを手に取ったキャストの方々が喜んでくださったこと。自分も舞台やステージ、イベントに出たりすることもあるので分かるのですが、やはりテンションのあがる要素があると、俄然集客にも力が入ります。
そう言う意味でも、勿論お客さんの目にとまることも大事ですが、関係者がつい配りたくなる・呼びたくなるようなテンションのあがる制作物を作ることも非常に大事だと思いました。
 
そしてお客様には終演後に、捨てるのが忍びないようなものを出来るだけ作りたい。
大きな有名な商業舞台になると有料のパンフレットがよく販売されていますが、チケット代に込みの漏れ無く付いてくるパンフレットでも、すごくお得感を感じるような、ついとっておきたくなるようなものを作りたいと日々心掛けています。
 
演者さんたちは舞台からメッセージを伝えて、
僕はフライヤーやパンフレットから少しでもメッセージを伝えられたらな。なーんて思いながら。
そうやってちゃんと思いを込めながら作ったものには、少しでもナニかが宿ってくれるような気がしています。
 

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