これまで長く色々お手伝いをさせていただいていた、恵比寿のダンススタジオ「ダンススペースウイング」。
こちらのスタジオが3月をもってクローズすると言うことになり、そのスタジオ内で開催される最後のスタジオパフォーマンス公演の、
フライヤー制作(+チケット)のお手伝いをさせていただきました。
サイズはA4サイズを正方形にカッティング。
紙はマットコート135kgをチョイス。
来場されるお客様はスタジオのことを知っている方が前提となるので、住所など極力余計な情報は削ぎ落としました。
スタジオ最後のパフォーマンスと言うこともあり、とにかくインパクトを、と言うことで敢えてフォントはカンバスに対してオーバー気味に。精一杯主張してみました。
裏面は敢えて表面とは違う書体を使用しました。本来なら表でゴシック体を使っているなら、裏も揃えてゴシック体にするところなのですが、名前を表と同様の太いゴシックにしてしまうと、どうしても野暮ったい感じが否めない。
主張はあるが、スマート(?)と言うか、エレガントさ?みたいなものは失われてしまう。
それぞれ有名な方ばかりなので、その名前の持つパワーやエレガントさ、洗練さを出すには明朝体が一番しっくりくると思いチョイスしました。
チケットは名刺サイズを正方形にカッティング。51mm × 51mmなのでかなりコンパクト。
名刺サイズ。と言うか、通常の名刺と同じ用紙を使用。
マットコート258Kg / 片面カラー 片面モノクロ
名刺のコーティングで少量ならそんなに値段も高くないので、コーティングにグロスPP(光沢あり)を加えました。
表面はツヤツヤです❤️
複数日付け、時間になる公演の場合はそれぞれのチケットを用意するのですが、種類が増えればコストも嵩みます。
今回は枚数も少ないので、1種類のチケットで済むように運営・制作側で対象の公演時間にチェックを入れられるようなチケットデザインにしました。
小さいけど、財布に入れられて、でも名刺で258kgの厚さがあるから簡単にはクシャクシャにならない。それでいて表のPPコーティングがリッチ感・特別感みたいなものを演出できたら。と思い素材とコーティングをチョイスしました。
公演を終えて
僭越ながら、本番当日のゲネプロ(本番と同じようにやるリハーサル)を拝見させていただいたのですが、もう言葉になりませんでした。
語彙力がなくて恐縮ですが、
すごい・・・。瞬きできる瞬間が無い…。圧倒的身体能力。圧倒的表現力。
日本でもトップクラスの素晴らしいダンサー達が、その技術や魅力を余すことなく、そしてスタジオへの愛や想いを込めた熱いパフォーマンスは圧巻でした。
恐らくこれだけのキャストが一同に集結して1時間ものパフォーマンスをすること、観れることはもう無いんじゃないかと…。
そんな奇跡的な最高のパフォーマンス公演のお手伝いができたこと、非常に嬉しく思います。
ダンススペースウイングとの縁を最初に繋いでくださった、西川卓先生には本当に感謝です。
そしてこれまで色んなお仕事をさせていただいた、スタジオのオーナー、小林ひとみ先生、ありがとうござました。
スタジオはこれにてクローズとなってしまいますが、繋がった縁を大事にこれからもまた新しいステージへ縁を紡いでいけたらと思います。