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Message

2018.05.16

いつもお世話になっている、はなまるクリエーション。
夏のダンス公演が決定しました! 2018.7.19-22 at 池袋シアターグリーン Big Tree Theater
今回もフライヤーの制作を担当させていただきました。
今回の公演タイトルは「Message 去りゆくあなたに花束を」
 
と言うことで、今回はとてもコンセプチャルな感じになりました!

仕様:A4サイズ、上質紙110kg、3つ折り加工

裏面はこんな感じ。

おや?って感じですよね。3つ折り加工することで、封筒を模してみました。
シーリングスタンプのところが丁度、割れ目になっております。ここがとっても心配でした。シーリングスタンプの図形の配置と折り加工がちゃんと正確に重なってくれるかどうか…。なので、一応細かく距離を計算し、実際にプリントして何度も試しました。
実際の印刷って裁断や折りの工程で、どうしても0.数ミリはズレてしまったりするので、実際に刷り上がるまで心配でしたが、ちゃんと計算通り刷り上がり、納得の仕上がりに♪
 
折りを展開したら、中身はこんな感じ。

中身は少し使用感のある実物のアンティーク便箋の画像を使って、便箋を模してみました。
それだけだと素っ気無いので、うっすらと花柄のパターンを敷いてあります。
通常だと、表面でインパクトバーン!裏面に詳細!と言うような作り方をしたりするのですが、今回は片面が便箋の柄になっているので、一応この中面だけを壁に貼って告知しても訴求力があるような配置と情報整理を心掛けました。
紙質もコート紙などだと光沢感が手紙っぽさを損なってしまうので、上質紙をチョイス。(本当はクラフト紙とかの方が雰囲気は出るのだけどね、表面も考えると、上質紙がコストパフォーマンス的にもベターかな。と。)
 
今回打ち合わせの段階でヒアリングをしていると、フライヤーをどこかにフリー配布用に置いたりするシチュエーションは少なく、基本的には関係者が直接手でお客様に渡したり配ることが多い。と言うことを聞いたので、「ピッカーン!」すぐに頭に浮かびました(笑)
今回の公演タイトルの通り、お客様に直接手紙(メッセージ)を届ける。(手渡しする)そんな場面が浮かびましたよね。
 
 
昨今、紙媒体はどんどん縮小傾向にあり、イベントのチラシなども印刷部数を減らしたり、画像のみだったり、縮小傾向の対象になっているかと思います。恐らくそれはコスト削減といった意味合いも要因として大きいと思います。
ただ、言い換えると印刷してコストをかけてまで伝えたい「ナニカ」と言う見方もできるわけです。だからこそせっかく作るなら、元はただの紙なのに、受け取った相手が喜んでくれたり、ワクワクしてくれたり、え?なにコレ?って、一瞬でも何か心に変化をもたらすようなモノを作れたら良いな。と思います。
 
今回作ったこのフライヤーもそんな一つでありますように☆

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