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やっぱり安定の活版印刷

2019.03.22
菅原圭輔|活版印刷名刺

昨年ドイツから一時帰国していたダンサー菅原圭輔くんの名刺を制作させていただきました。
日本には1ヶ月ちょっとしか滞在していないとのことだったので、帰国次第できるだけ早く印刷にかけられるように、メッセンジャーを通してどう言ったテイストのものにしたいのか、好みなどを事前に色々ヒアリングしておりました。
 
帰国してから早々に打ち合わせをして、実際の紙などの質感を確かめてもらう作業。
デザインを最終微調整して、すぐに入稿へ入りました。
今回は以前にも紹介したことのある「活版印刷」と言う方法での制作となりました。

活版印刷のその特徴はなんと言っても、凹凸を感じる印字。
《 シンプル・上品・インパクト・質感・高級感・あじわいのある 》
 
と言ったワードには凄くマッチする手法の1つだと思います。
 
シンプルながらも印象のある1枚になったと思います。
やっぱりシンプルに格好良く。ってなると、活版印刷をチョイスするのはまず間違いないと思う!

菅原圭輔|活版印刷名刺
菅原圭輔|活版印刷名刺

使用した用紙は「特Aクッション0.8」でかなり厚めです。特Aクッションは活版印刷でよく使われる、とても相性の良い用紙で厚みは0.6mmが多いのですが、今回はそれよりも0.2mmも更に厚め!
たった0.2mmされど0.2mm、やはり0.6mmに比べて確実に厚みを感じます。その存在感たるや・・・。
特Aクッションはよく紙のコースターにも利用されているので、質感はそちらをイメージしてもらうと分かり易いかも☝️

基本はドイツで使われるとのことだったので、日本語(漢字)表記は不要かなと思い、全部英語のパターンも幾つか提案させていただいたのだけれど、表現者としては「相手に覚えてもらってなんぼ!」と言うところもあるので、「そう言えばあのアジア人・・・」とすぐ印象が紐付くように、漢字の名前を右上にロゴ的な感じで配置しました。(少し大袈裟に言うと、日本人、ひいてはアジア人としてのアイデンティティー的な意味を込めて)
 
本人にも気に入ってもらえたようでよかった。
僕の作った名刺が日本を飛び出して、ヨーロッパ圏でも配られるのね・・・。と思うとなんだか不思議な感じ。

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