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小口染め

2019.03.08

今日のテーマは「小口染め」
小口染めとはなんぞや?
端的に言うと、印刷物の「縁」、サイドに色を塗ったもの。ですね。
こんな感じです。

「縁」に色を塗る。と言う点から、厚手の紙と相性が良いです。活版印刷などでよくつかわれる用紙、特Aクッションなどはかなり厚手の用紙ですので、相性Goodです◎
こうやって重ねて見ると綺麗ですね!
シンプルに。でも、ちょっとしたアクセントとしても良いと思います。
さりげなくご自身のブランドのテーマカラーを小口染めで染めたり・・・。
1枚目の色は蛍光オレンジ、2枚目は実は金色なのです。
恐らく思っているほどキラキラした金ではないです…。

こちら、自分の名刺を試しに小口染めしてみたのですが、裏面も金のベタ塗りに。
用紙自体がインクをものすごく吸うので、沈んだトーンの色味になります。どちらかと言うと、黄土色と言うか、ツヤ感の無い土色に近い金。って感じです。
ですので、「金」や「銀」など光沢感やツヤ感のある色味をご希望の方は注意が必要です。
 
小口染め可能な色は印刷所によって違ってきますが、たいてい黄色や緑、オレンジなどの蛍光色が数点と、赤、黒、金などのスタンダードなカラーが数点。これも印刷所によりけりですが、DICやPANTONEカラーからチョイスできるところもあります。
また、小口染め可能な印刷所は大抵、活版印刷を行なっているところがほとんどです。(活版印刷のオプション的な)逆に普通の名刺印刷屋さんで小口染めに対応しているところを知りません・・・。
 
ちなみにこの小口染め、100枚でおおよそ4,000円前後くらいのオプション料金がかかります。
このオプションだけでもわりと良い値段・・・。
色はアクリル素材を転写されているところが多い印象です。
 
仕上がりだけ見ると、自分で蛍光塗料で塗るのもアリかも。と一瞬思ったりしています。(汗)
学生の頃とか、教科書とかの縁を蛍光ペンで塗ったりしませんでした?まぁ、蛍光ペンでも悪くないって言えば、悪くない気もする(笑)
ただ、そのあとのインクの落ちとか定着、発色具合が気にはなるので、そのあたりは今度自分の名刺で塗料買って試してみようかな。
 
ともあれ、小口染め、ちょっとこだわった名刺を作りたい!とお考えの方には選択肢の一つとして有りなオプションだと思います。

このくらい1枚の厚みがあると小口染めもインパクトもありますね!
*この厚みはちょっとメンコ(若い人はわかるのかしら?)とかカルタ並の厚さですけどもね(笑)
 

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